哲学 酒造りのブリコラージュとは 酒造業界に身を置く私にとって、特に「クラフト・ムーヴメント」とよばれるここ10年ほどの小規模醸造所・蒸溜所の誕生は、疑う余地がない世界の潮流である。 大量生産の規格品時代が終焉し、小規模かつ手造りの個性ある生産者が各地で生まれ、従来のコスパ... 2023.04.16 哲学日本酒
哲学 日本における新旧の相克 日本の雑種文化と多様性 現存する国として、日本は歴史が世界で最も長いことは有名である。 同時に、多神教であり様々な文明文化が共存する"雑種文化"とも称される。 神道由来の神社と仏教由来のお寺が入り交じり、正月やお盆、ハロウィンやクリスマスな... 2022.05.28 哲学思索
哲学 かけがえのないリアル世界 リアル世界における「存在」 目に見えるあらゆる物事を「存在」とすれば、全てのモノは「有」である。 存在は、「有」であると同時に「無」を内包している。 どういうことか。 これは、生き物が「生」であると同時に、「死」を内包していることと同じであ... 2022.01.11 哲学思索
哲学 いま、何を為すべきか ~存在論と当為論~ いま、何を為すべきか パンデミックの中、政策論評や最適な動き方について全世界で議論されています。 ビジネスの世界でも、日々「最善の」選択を模索し、裏には「すべきか否か」の善悪的判断を内包した、「付加価値」や「希少性」といった言葉は日常茶飯事... 2021.10.01 哲学思索
哲学 なぜ、人文科学は必要なのか? 人文科学(humanities)は、現代において肩身が狭い。 人文科学系の学部は就職率が悪く、急激な志望・専攻学生の減少が続いており、一部有名大学でも閉鎖や縮小が進んでいる(Wikipediaより) とまで言われる始末だ。 今回は、人文科学... 2021.06.15 哲学思索
哲学 人はなぜ、ものを考えるのか。 思索するその先にあるものは? 人はなぜ、ものを考えるのか。 動物と人間を分けるもの、考える葦、ホモサピエンス、様々な定義に付随する、人間の思考。 思索をその旨とする「哲学」は、ある意味で最もシンプルな暇つぶしの1つであり、答えのない解を延々... 2021.05.25 哲学思索
哲学 「円環的時間」を取り戻す 今年も昨年に引き続き、地元の祭りやイベントが無くなった。 コロナ禍は、「季節性を感じる心」を奪う。 日本文化とはなにかを考えるとき、先述したように「自然の尊重」が挙げられるが、 それは「季節(四季)を感じる文化」であるということができる。 ... 2021.05.01 哲学思索
哲学 情報社会における、知識と教育 情報社会における、知識と教育 膨大な情報にさらされた現代、改めて「知識」とは何かを再考する必要がある。 普通、知識というと「ストック系の知識」を想定することが多い。 1789年にフランス革命が起きました、桶狭間の戦いで織田信長が今川義元に勝... 2020.01.21 哲学思索
哲学 不確実(VUCA)時代の薬はニーチェ 不確実(VUCA)時代の薬はニーチェ 現代は、不確実性の時代である。 別名、VUCA時代。 ※Volatility(激動)Uncertainty(不確実性)Complexity(複雑性)Ambiguity(不透明性)の頭文字連結 たとえば、... 2020.01.05 哲学思索
哲学 言語の使用と価値創造 言語の使用と価値創造 言語は、無理数の表記に同じである。 π=3.1415926535897932384626433… 要するに、記載不能。 ともすれば、通常、言葉で世界を表現できると思いがちである。 しかし、同じ「痛い」や「赤い」という言... 2020.01.05 哲学思索