危機感と力不足。

思索

コロナウィルスが萬延している。

飲食業界、旅行業界、観光業界が瀕死寸前の情勢である。

残念ながら、日本国の政治は終わりである。

逆行する政策、遅滞する判断、救いようの無い”◯害”政治。
利権やメンツの矮小な世界観で完結した中枢は、恥の歴史として刻まれることになる。

まず、危機意識が無い。
当人たちは明治維新を引き合いに出すが、その時代の政治は30代〜40代が創り上げたといっても良い。
今、同様の気概ある人間はいるのか?
危機感の欠如、保身と面子、不毛な国会答弁、どうしようもない現役が国家の舵取りをしている時点で、終わりである。

「若手議員」と称されるオッサン達の面々を見て、国家の終焉を感じる。
結局、何もできない。もはや、テロルやクーデターが起きても仕方ないはず。
練りに練った判断の末、1世帯あたりマスク2枚配布?
これで明日資金ショート寸前の事業者達を救えるのか?
一定条件付きとか、分厚い書類を書かないと給付されないとか、まず逼迫した現場を知らない。

民間の空気、中小零細企業を知るべきであるし、「分かります」と良くアタマの良い人間は言うが、現実・現場を知らない。(断言できるが、まず「分かる」のは経験しない限り無理である)
大手企業の世界しか知らない方々も同様、中小零細企業に身を置く者からすれば、残念ながら驚くほど価値観はズレている。(桁が違うボッ◯クリ取引が是認される経済空間は、中小零細企業の経済空間と圧倒的に乖離している。ちなみにこの二極化はマクロ的には”効率的”であり益々R>Gが拡大する要因でもある。引き換えに失われたのは、商店街のような相互扶助・協調の倫理観がきいた”前近代的”経済共同体である。)

生殺与奪、戦国時代に比べればマシかもしれないが、もはやそのような割り切り・諦めの次元である。民主政治は、当然、瑕疵だらけである。
どう考えても、システム(構造)上の欠点が国民を◯していく。

この不平不満は、己の力不足を晒すに過ぎない。
変える力がなければ、何を言おうが負け惜しみであり能力不足の恥さらし、敗北者である。

力が不足している。
恥しか無い。

資本主義の超克、自給自足、幾度となく失敗してきた地域通貨等の、自給自足・自立型コミュニティの創造、アソシエーション的世界観を志向すべき時が来ている。
「無顧慮な資本主義礼賛」を見直す時代が来ている。

信じられるのは、肥大化したIdealな非実体経済の、資本肥大を前提として構造上必要性にかられて産まれるような金融デリバティブを筆頭とした虚業的産業ではなく、生活を地で支える本来的な産業である。
「金利」ドライブで回転し続ける”止まらない”資本主義経済システム・構造そのものが主たる原因であり、システムに埋没した我々はその中で常に非力である。

下らないポジション云々、最早どうでも良い。
歴史の教科書に恥を残すであろう現代人として、とてもいたたまれない。