2020

思索

コロナ禍における、医療と経済の両立

コロナ禍が終わらない。 やや常態化しつつあり、感染者数の日々の発表にも麻痺してきた頃だろうか。 総理の辞意表明に伴うニュースに代替され、街や観光地は緩やかに戻りの兆しを見せてきた。 医療か経済か。 この二択は、この数ヶ月、至るところで耳にす...
思索

私がゴミ文章を晒す理由

現代哲学は、近代の認識論的転回の時代から、言語論的転回の時代へ移ったと言われる。 「言語が世界を構成する」「異なる言語ゲームは共約不可能」という考えに立ったとき、たとえば日本語のニュアンスや感覚は、およそ母国語話者にしか伝わらない。 第二言...
思索

「日本酒造り」とはなにか

「日本酒造り」とはなにか いま、SAKEと日本酒は同一ではない、というのが業界の共通認識である。 参考:「日本酒」とはなにか 2015年、国税庁によって日本酒は「原材米に国内産米のみを使い、かつ、日本国内で製造された清酒」という定義がされた...
思索

「日本酒」とはなにか

日本酒とはなにか 永らく酒(さけ)と呼ばれてきた「日本酒」は、最近になって明確な定義が要請されてきた。 グローバル化する資本主義経済社会の中で、海外へ向けていかに日本文化を伝えるか。 和食同様、漠然とした生活用語として浸透していた言葉の定義...
思索

「和食」とは何か

和食とは何か 日本人ならば当然、「和食」という言葉は知っている。 しかし、明確な定義を答えることはなかなか難しいのではないか。 2013年、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された。 海外では、「健康食」の如く扱われ、もっぱらその機能性や...
思索

コロナと自然

コロナに対する人間の無力さ 新型コロナウィルスが「敵」として各国指導者が万策講じる中、 北欧スウェーデンなどをはじめ、「共生」の潮流も発生している。 醸造に携わるものとして、微生物は必須である。 麹菌や酵母など、「目に見えない何ものか」と常...
思索

酒類製造業のリモートワーク

酒類製造業がリモートワークは果たして可能なのか? 物理的な作業が大半ゆえ、完全リモートワークは残念ながら不可能だが、 醸造管理の一部など、まだまだ工夫できる部分がある。 まずはWifi環境を整備すれば、できることが格段に増える。 システム連...
思索

危機感と力不足。

コロナウィルスが萬延している。 飲食業界、旅行業界、観光業界が瀕死寸前の情勢である。 残念ながら、日本国の政治は終わりである。 逆行する政策、遅滞する判断、救いようの無い”◯害”政治。 利権やメンツの矮小な世界観で完結した中枢は、恥の歴史と...
思索

「自分探し」は果たして必要か

「自分探し」は果たして必要か よく聞かれる質問がある。 「なぜ、跡を継ごうと思ったのですか?」 おそらく、酒蔵はじめ老舗企業の跡継ぎは皆、聞かれる質問だと思う。 昔から、親に「跡を継げ」と言われたことは一度もなかった。 今思えば、子供の頃か...
哲学

情報社会における、知識と教育

情報社会における、知識と教育 膨大な情報にさらされた現代、改めて「知識」とは何かを再考する必要がある。 普通、知識というと「ストック系の知識」を想定することが多い。 1789年にフランス革命が起きました、桶狭間の戦いで織田信長が今川義元に勝...