思索

哲学

日本における新旧の相克

日本の雑種文化と多様性 現存する国として、日本は歴史が世界で最も長いことは有名である。 同時に、多神教であり様々な文明文化が共存する"雑種文化"とも称される。 神道由来の神社と仏教由来のお寺が入り交じり、正月やお盆、ハロウィンやクリスマスな...
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歴史を学ぶ目的

歴史を学ぶと聞いて、何が浮かぶか。 浅学菲才の高等学校時代、短絡的な動機と直感的な興味から、世界史と地理を選択した。 受験科目ではなかったという浅薄な理由から日本史には殆ど注力せず、10代を終えた。 詰め込みにて記憶した、世界史および地理の...
思索

人間に力を与えるもの

If I have seen further it is by standing on yᵉ sholders of Giants. 私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです。 (1676, アイザック・ニュ...
哲学

かけがえのないリアル世界

リアル世界における「存在」 目に見えるあらゆる物事を「存在」とすれば、全てのモノは「有」である。 存在は、「有」であると同時に「無」を内包している。 どういうことか。 これは、生き物が「生」であると同時に、「死」を内包していることと同じであ...
思索

メタバース云々に思うこと(雑記)

メタバースというバズワードの議論こそ、生命の自覚を研ぎ澄ます。 コロナ禍、オンライン(バーチャル)とリアル、臨場感。AIの限界。 SF映画よろしく、原体験の自覚なしに、メタバースは機能しない。 原体験そのものをメタバースでインプットする、こ...
哲学

いま、何を為すべきか ~存在論と当為論~

いま、何を為すべきか パンデミックの中、政策論評や最適な動き方について全世界で議論されています。 ビジネスの世界でも、日々「最善の」選択を模索し、裏には「すべきか否か」の善悪的判断を内包した、「付加価値」や「希少性」といった言葉は日常茶飯事...
思索

不確実なる未来へ踏み出すために

言語化できるものは限られている まず、世界は、人間の認知を超えている。 三次元空間の把握、数直線的時間軸の感覚といった、メガネをかけて論理という枠組みの中で思考せざるを得ない人間にとって、人間には見えない領域が存在することは想像できる。 ※...
哲学

なぜ、人文科学は必要なのか?

人文科学(humanities)は、現代において肩身が狭い。 人文科学系の学部は就職率が悪く、急激な志望・専攻学生の減少が続いており、一部有名大学でも閉鎖や縮小が進んでいる(Wikipediaより) とまで言われる始末だ。 今回は、人文科学...
哲学

人はなぜ、ものを考えるのか。

思索するその先にあるものは? 人はなぜ、ものを考えるのか。 動物と人間を分けるもの、考える葦、ホモサピエンス、様々な定義に付随する、人間の思考。 思索をその旨とする「哲学」は、ある意味で最もシンプルな暇つぶしの1つであり、答えのない解を延々...
思索

自然に寄り添う「アニミズム的感性」とは

5月も中頃となり、田植えの季節となりました。 米と水、そして菌。 シンプルな原料を扱う我々酒蔵にとって、この大地と自然のもと、巡り巡って生かされているということを、田植えの始まるこの時期に感じます。 有名な考え方に、「アニミズム(animi...